20130929我が家は、小学校の近くに自宅を構えている。
運動会の練習の子どもたちの大きな声が、ずいぶんと長い時間聞こえていた。

28日(土曜日)は、本番。
24年ぶりに小学校の運動会に行った。
我が家の孫が来年一年生行になるために、招待状が届き、共稼ぎの両親に変わり、孫の引率と言うわけだ。
歩けば、5分もかからない小学校の門を初めてくぐった。

運動会の雰囲気は、我が家の子供達の時とは、天と地の違い。
親は、みな立ち見席で、子どもたちは、熱中症を防ぐために、テントに椅子の席。
来賓席には、ずいぶんとお年を召した方が、沢山着席をしていた。
学校内の廊下には、各々がマットを引き、ここで昼食をするのだろうか。
あまりにも、素晴らしい学び舎に、こちらもビックリであった。

もちろん競技も違う・・・・。
当然ではあるが、危険のある競技は省かれているなあーーと思った。
昔の運動会は、競うという競技があったのだが。
一つだけ、騎馬戦という競技は、昔と変わらずにあったが、昔より、激しさはない、おとなしい競技に変貌していた。

来年新一年生になる幼稚園児は、緊張をした顔で列をなしていた。
子供って、以外におとなしいのだなあ・・・と思った。
五年生に手を繋がれ、入場し、共に鈴割り競技を行い、退場してきた。
その場でも、列が崩れるわけでもなく。やんちゃをする子もなく。
子供の姿も・精神も昔とはだいぶことなっていることに時代を感じた。

5年生は、親に幼稚園児を渡すべき、幼い子に「お母さん・・いる」と話しかけながら引率している。
何とも微笑ましい姿だった。

ところが、子供を受け取ったお母さんは・・・・「誰だれちゃん…」と自分の子供呼び、子供を受けとれば・・・そのままの方もあれば、「ありがとう」と言葉を掛ける方もあればいろいろだ。
年を重ねた私は、「ありがとうございました」と頭を下げた。
引率してくださった5年生の男の子と女の子も「ありがとうございました」と頭を下げた。
大人は、子供達の声のかけ方を、子供たちの未来の為を思い、大人として、接することが必要かな・・と思えた。
子供たちは生き生きとした顔か、昔も今も変わらない。

学校の周りの公園やコンビニには、タバコを吸いに抜けてくる大人たちがわんさかと。
駐車場になっている空地は、縁石に腰掛け、スマホとにらめっこ。
まあまあ・・・ご苦労さまなのだろう。

幼稚園の先生方が、新一年生になる子供たちの競技の為に学校に来ていた。
園児一人一人を探して、名前を呼び・親にも挨拶をしていた。
この幼稚園は、2つの学区に分かれるために、両方の学校を掛け持って移動をしているのだと聞いた。
これも仕事と思えば、そうなのかと思うが、先生とは、ほんとにご苦労な仕事だな・・と。

運動会に臨んでいる子供たちの姿を拝見し安堵をした。
子供らしい姿でることを・・・・。

所が、違う顔を垣間見ることもある。
我が家の近くに公園があり、子供たちが集まる場所でもある。
ここは、いつもコンビニで購入したお菓子の空き袋や箱が散乱していた。
おでんのカップまである。
公園には、ごみ箱の設置はなく、植木の茂みに、こっそりと隠すように捨てているのだ。
子供たちは、お金を持ちおやつやおにぎり・おでん・・・
あるとあらゆるものをコンビニで調達しているのだ。
友達の分まで購入している小学生もいる。これも時代の変化と言うべきか。

子供達が帰った後は、公園管理のお方が綺麗にしている。
子供達は、いつも綺麗な公園で遊ぶわけだ。
毎日。毎日、いたちごっこなわけだ。

この場面に遭遇するとき思うことがある。
女の子の服装だ。
決してすべてとは言わないが、きらきら・ひらひら・ギャルと言われる人々の服装の子供版であることに気がつく。
俗に言えば、ロリーターファッションとかお化粧とか・・・・。
ヒールのある靴を履き、まるで雑誌の中のような。
私には、今風のことは語れないが、小さい時の子供の服装は大人になっても影響を与えるという記事を読んだことがある。

人と、違っていても良いけれど、なんでも安くて手に入れられ時代だけれど、年齢相応な姿は、今の時代だからこそ親は気をつけなければならないかもしれない。

なぜなら、犯罪はあとをたたず、それも低年齢化しているわけだ。
女の子は特に、親は厳しい態度で接することが重要かもしれない。

親が管理できなくなる時は必ず来るわけだ。
その時までは、親の管理下に子供はいてもいいのではないだろうか。
【放任】と【自由】は異なることを親は肝に銘じておかなければならないだろう。

まあ・・・大人が時代を読むことができれば・・・いいな・・と思う。
生きることは今だけではなく、未来にもあるわけだ。
それには、過去も今も未来も紐解くことが大事かもしれない。

本の紹介
【明日を拓く現代史】 谷口智彦著  株式会社ウエッジ発行

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。