映画を見に行った。4歳児と共に。
2月4日の公開日からは、ずいぶんと日にちがたっての鑑賞だ。
映画の名前は【日本列島 いきものたちの物語】
サル・うりぼう・クマ・キタキツネ・アザラシ・日本シカが登場。
みな、親からお乳をあてがわれる哺乳類だ。
人間と同じだ。
突然命を無くした子ザルに母ザルは毛づくろいをし、その家族も赤ちゃんザルが生きているかのように慈しんでいる様子は何とも心を打たれる。
群れをなして暮らすサル集団は、群れを離れてしまうと生きてはいけないという。
集団から離れてしまった子ザルは、寒さ厳しい冬に他の集団に入るべくあらゆる努力をしている姿は、人間よりさらにすぐれているように思えた。

六甲山地のうりぼうの子供は、独り立ちするための教育は一瞬の画面をみているだけでは【なんてことをするの】と人間であれば言いそうな風景。
親のそばに来れば、突きはなし独立をしていく為の訓練だ。
雄として生まれた子供は、さらに厳しい母の指導がされていた。

知床半島のヒグマの兄弟は、母親の姿を見て獲物をとることを覚えていく。
それぞれに個性があり、勇敢な者・のんびり屋さんというように、人間と同じように兄弟は行動も個性も成長の度合いも異なっていた。
ヒグマは兄弟であれ、一定期間で住居を別にするという。
匂いをつけて自らの縄張りを造っていくという。
まるで人間の兄弟と同じようだ。
昔から人間でも兄弟は分家をし、それぞれがそれぞれの新しい家庭・家族を造っていくのと同じだ。

日本シカの掟は、強いオスだけが子孫を残すことができ、メスを守り続ける者のみが勝者となるという。

同じ哺乳類でありながら、人間との違いは言語がしゃべれるか否か、脳の違いとか…!難しい。
何とも自然の中で生きていく為の掟は、想像を絶する厳しいものだ。
【哺乳である人間の脳は未熟状態で生まれてきて完熟するまでに25年という歳月が要すると。
動物の脳は、生まれて間もなく完熟に向かうという。
人間は未熟だからこそ、未熟を補うために、理性や考えに繋がり、同時に社交性を養う様になるという】
という記事を読んだことがある。

それにしても昨今の子育て放棄・殺人・虐待などの記事を見聞するにつけ、本来人間として生まれて未熟な脳が完熟するまでの長い年月を、親の愛情に巡り会わなかった人々も多くいるのであろうか。
動物の子育ても、愛情そのものであった。
動物も子育て放棄をする者もあるが、言語を持ち知恵や想像ができる人間は、再度【生きる】ということ、代々続く命をもう一度考えてもいいかもしれない。

【アメリカンインディアンの教え】の言葉は賛否両論がありますが、一つはアメリカインディアンの教えとして、一つはDorothy Nolte 自身が1954年に書いたものだという説として広く広められているが、下記2つの文章を読み、子を育てるにあたり心に刻む言葉だと思う。
そして、今こそ大人が自らを振り返ることかもしれない。

【アメリカインディアンの教え】
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
はげましを受けて育った子は自信を持ちます
ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます

【Children Learn What They Live 】
子どもたちは、こうして生き方を学びます。
批判ばかり受けて育った子は、人をけなすようになります。
いがみあう家庭で育った子は、人と争うようになります。
恐れのある家庭で育った子は、びくびくするようになります。
かわいそうだと哀れんで育てられた子は、自分が哀れな人間だと思うのようになります。
ひやかしを受けて育った子は、はにかみ屋になります。
親が他人に対して嫉妬ばかりしていると、子どもも人を羨むようになります。
侮辱したりけなしたりされて育った子は、自分に自信を持てなくなります。
励まされて育った子は、自信を持つようになります。
寛大な家庭で育った子は、我慢することを学びます。
ほめられて育った子は、感謝することを学びます。
心から受け入れられて育った子は、愛することを学びます。
認められて育った子は、自分が好きになります。
子どものなしとげたことを認めてあげれば、目的を持つことの素晴らしさを学びます。
分かち合う家庭で育った子は、思いやりを学びます。
正直な家庭で育った子は、誠実であることの大切さを学びます。
公明正大な家庭で育った子は、正義を学びます。
やさしさと、思いやりのある家庭で育った子は、他人を尊敬することを学びます。
安心できる家庭で育った子は、自らを信じ、人をも信じられるようになります。
和気あいあいとした家庭で育った子は、この世の中はいいところだと思えるようになります。

投稿メンバー

江本ヒロミ
江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。