梅雨入り宣言がされた。
うっとうしいと考えるか、雨のめぐみと考えるか。

吉川英治氏の文章に
【晴れの日は晴れを愛し・雨に日は雨を愛す
楽しみあるところに楽しみ・楽しみなきところに楽しむ】

純真無垢な子供は、雨が降れば長靴と傘をもち、水溜りをバシャバシャと嬉しそうに歩く。
晴れには、外で駆けずり回り、なんでも楽しんでしまう。
大人になるにつれ、起こる物事に素直になれないのはなぜなのだろう。

この言葉に触れて、数々の名言集・格言集を覗いてみた。
吉川英治の名言|名言集と格言集なら「超集」
私には夢がある ~世界の格言集~ – Yahoo!ブログ

ふむふむ。胸に痛く突き刺さる。
中村天風さんの本を貪り読んだことを思い出した。
マーガレットサッチャー氏・村上龍氏・亀井勝一郎氏・河嶋氏・坂村真民氏と私を助けたくれた名言・格言がどれだけあるのかと思った。

土光敏夫氏。言葉も懐かしい!!
【会社で働くなら知恵を出せ。知恵のないものは汗を出せ。汗も出ないものは静かに去って行け。】
私たちの世代は、良く言われたものだ。
今、このような言葉を言ったら、若者はどう感じるのだろうか。

村上春樹氏の言葉も懐かしい。
【僕はとても不完全な人間なんだ。不完全だししょっちゅう失敗をする。でも学び、2度と同じ間違いはしないようにと決心する。それでも同じ間違いをすることはすくなからずある。何故なら僕が馬鹿で不完全だからだ。そういう時にはやはり少し自己嫌悪になる。そして3度は同じ間違いを犯すまいと決心する。少しずつ向上する。少しずつだけれど、それでも向上は向上だ。】
幾つの頃にめぐりあったのか思いだせないが、年を重ねて重ねても、未完成な人間だな…と自らを思う。
多くの人に多くの言葉をいただき、本を繰り返し巻き返し広げ、そして人に伝えてきたが、未完成な人間には変わりがない。

森信三氏・相田みつを氏・松下幸之助氏・本田宗一郎氏・安岡正篤氏…。
まだまだ…いただいたり・購入したり・差し上げたり。

そして極めつけは、母親の言葉である。
高校時代に言われた言葉は、今でも私の人生に役立っている。
薪のお風呂を例えに、
【お湯がぬるいと自分に熱いお湯を掛けようとするが、まずは相手に掛けてあげると、ゆっくりだがあたたかいお湯は自分に戻ってくる】
【職業に区別はない。どんな仕事も一生懸命にすること】
【働いてお金をいただくということは、懸命には働くこと】

まあ…今の時代には通用しないかもしれないが、自らの人生は、多くの先人達が残された生き様を模倣させていただいているようにも思う。

しとしとと雨が降り続く梅雨時は、ゆっくり本を読むのも良し、昔を回顧するのも良し、自らを見つめるのも良し…。
雨音を聞きながら。

投稿メンバー

江本ヒロミ
江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。