地下から上昇してきたマグマが氷河を溶かし内部に水蒸気を充満させ、強力な爆発を起こす。
そのために大量の火山灰が吹きあげる。
これがアイスランドの火災噴火。
この現象が、世界の航空業界を震撼させた。
エンジンに火山灰が入り込み、航空事故を懸念した結果、人の移動・物資の移動もストップをしている。
遠く離れた【対岸の噴火】と傍観もできない。
航空会社では、1日9億円の減少と。
噴火が長引けば、冷夏・猛暑と私たちの身近でも心配ごとは起こりうる。
今ではなく、何年後に影響がでてくることを予測もできない。
1783年日本(東北)では【天明の大飢饉】と言われたという文献があった。
この時のアイスランドの噴火は、北半球を低温化にし、冷害を起こしたと言われている。
日本の【天明の大飢饉】・フランス革命の遠因とも言われている。

徳之島では、基地問題で人口2万人のところ、1万数千人の基地移転反対の集会が行われた。
日本では昨今珍しい住民の立ち上がりと感じた。
これも、住民のエネルギーの噴火と言えようか。
良き環境で人は育つ派と経済や就職難を憂えばという賛成派に別れると言うが、小さな島での葛藤はまだまだ続きそうだ。

さて、野菜の高騰が続くと主婦たちは家計を憂いでいる。
自然の威力は、家庭・国・世界まで動かしいくという怖さを、私たちは身近の問題だけで右往左往するのではなく、過去をひも解き・未来を想像し現実に対応をするという深い考え方が必要なのでしょうか。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」が盛り上がりを増している。
日本の歴史に興味を持つ方が多くなった。
良いことだ。
ついでにご家庭の歴史・社会の歴史などなど考えるチャンスかもしれない。
現実に今ここに存在できる自分自身を振り返ることで、 自分自身も家庭も社会も、良き方向に流れていくように思う。

目先の事柄・遠く先の事柄、2つが車の両輪のようにうまく回転することによって
【今ここに現実がある】
という認識を多くの人が待ち合わせることができるのではないだろうか。
自分自身がエネルギーを貯めこみ、噴火させるという作業は、人の一生でどのくらい巡りあう事ができるだろうか?
噴火の例えははなはだ非常識であると思いつつ、私自身も噴火を繰り返しながら人生を歩んできた。
そして、その噴火は新たな歴史を創りだすのだろう。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。