かすかに感じる春の風が心地良い季節になってきました。厳しい冬もいよいよ終りを告げ、花咲く季節と変わっていきます。と同時に花粉飛散の季節でもあります。
花粉症の方にとっては冬よりも厳しい季節でもありますので、喜んでばかりもいられませんね。
さて、情報コラムの3月号を発行いたしました。
今月は、「肩こり」「ジーンズの小さいポケット」「世界初のバブル崩壊」「ロングライフデザイン」の4つです。
皆様の情報交換にお使いいただければと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
肩がこることはありませんか。
肩こりは人間が二足歩行を始めたために背負った宿命とも言われています。頭と両腕を支えなければならないため、首や肩の筋肉に負担がかかるのだそうです。
現代人は体を動かすことが少なく、デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けることが多くなったのも肩こりの起こりやすい一因になっています。仕事の合間に肩、腕、首を動かすと血行が良くなり、こりにくくなります。無理のない範囲でストレッチをしましょう。肩こりは温めることで緩和されることもあります。
眼精疲労も肩こりの原因になります。メガネやコンタクトレンズの度数はあっていますか。目が疲れそうだったら早めに休むようにしましょう。
食生活の乱れも肩こりに影響します。血行や代謝を促すビタミンE、ストレスや疲労回復に役立つビタミンB1、ビタミンC、筋肉の収縮・弛緩を助けるカリウム、乳酸を分解し疲れをとるクエン酸など、さまざまな栄養素が肩こり防止には必要です。バランスのよい食事はここでも大切なようです。
ジーンズの右前ポケットの中に、さらに小さいポケットがついていますね。ここに、コインや切符、レシート、小さく折りたたんだお札などを入れたりしたことはありませんか。
前後左右4つのポケットとこの小さいポケットの計5つのポケットがついたジーンズは、ファイブポケットジーンズと呼ばれ、現在、ジーンズのスタンダードになっています。
このポケットは「ウォッチポケット」と呼ばれ、かつて労働者が懐中時計を入れるために使っていました。その後、腕時計が普及するとコインを入れることが多くなり「コインポケット」とも呼ばれるようになりました。「フィフスポケット(5番目のポケット)」と言われることもあります。
現在は、実用性よりもファッション性の意味合いが大きく、デザイナーごとにその形状には特徴があるそうです。なお、お洗濯の前には、小さいポケットの中の確認もお忘れなく。知らずに洗濯してしまうと、あとで指を突っ込んだ時、グシャグシャになったレシートや切符を発見することになってしまいます。
「バブル崩壊」は、あれからはや20年近くが過ぎ、今や過去の記憶になりつつありますね。日本は90年代初めのいわゆる「バブル崩壊」、その後の「ITバブル」と2度のバブル崩壊を経験しています。
バブルとは、本来の価値以上に値段がつりあがった状態を指しますが、バブル崩壊は日本が世界で最初なのでしょうか。調べてみると、世界初のバブル崩壊は17世紀にオランダで起こった「チューリップ・バブル」だったようです。
当時のオランダは、周辺のヨーロッパ諸国の中でもとりわけ景気がよく、富がオランダに集中していたそうです。そんな中、チューリップが大変なブームとなり、人気の急激な上昇で需要に供給が追いつかず、値段が上がっていきました。
投機家たちはこれに目をつけ、球根の売買で大もうけをしました。これが一般市民にまで広がり、わずかな内金でできる先物取引での球根の売買が活発になりました。しかし、最後はあまりの高騰でチューリップを買う人がいなくなり、このバブルは崩壊したのだそうです。
「ロングライフデザイン」とは、10年、20年と長く人々から支持されているデザインのことを言います。
最近、グッドデザイン賞にも「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」が新たに追加され注目を集めています。同賞の応募対象は、10年以上にわたり、継続的に生産販売されているか、同一の商品コンセプトが継承されている商品、あるいは、10年以上前に生産販売された商品を、再度改めて生産販売している商品、とされています。
新商品ではなく、これまで人々に愛され続けた商品を再評価するこうした取り組みは、地球資源や環境保護の精神に合致するだけでなく、ものを長く大切にする気持ちを、私たちの心に育んでいく可能性を秘めているかもしれません。
デザインが古くなったからと、まだ使えるものを捨てる、これまで当り前だった消費スタイルが転換点に差しかかっているようです。どんな商品が受賞しているかお知りになりたい方は、インターネットで「ロングライフデザイン 受賞」で検索してみてください。